近年、検査技術の発達や地域包括ケア体制の広まりが、認知症の早期発見・早期診断を可能にし、これまでよりも早く経度の段階で認知症と診断される人が増えています。
ところが従来の介護保険サービスの多くは、ある程度認知症が進行した方たちを対象としているため、早期診断された人のための公的サービスが存在しない期間があることが新たな課題として存在しています。
インフォーマル(非公式)な取り組みである認知症カフェには、このいわゆる「空白の期間」をカバーすること、そして65歳未満で診断される若年性認知症の方たちが、社会的に排除されず、社会に参画する機会を持つ役割も期待されています。
オレンジカフェ ともしび
毎月第一木曜日に兵庫県尼崎市にて認知症カフェを開催しています。
また脳トレ(予防共生プログラム)以外にも、当事者ご家族を対象にした様々な対応プログラムや認知症の最新情報を提供しています。
施設様向け認知症講習や企業様向け福利厚生(従業員ご家族様の認知症カフェ)も提供していますので、お問い合わせ下さい。
2Dメタバース認知症サロン(準備中)
認知症カフェは当事者やそのご家族にとって、非常に有意義な場所ですが、地理的制約、時間的制約、会場運営コスト、ボランティアやスタッフの確保等の課題があります。
認知症カフェをオンラインで行うことは様々なメリットがありますが、同時に技術的な支援やデジタルリテラシーの向上、参加者のプライバシー保護などの課題も発生します。
これらの課題を克服することで、より多くの人々にとってアクセスしやすく、持続可能な認知症カフェを提供することが可能です。
現在課題を解決すべく、β版でテスト運営中です。リリースまでしばらくお待ち下さい。
認知症カフェ運営サポート
認知症カフェが長期的に継続できない理由と課題は以下のようなものがあります。
1. 資金不足
運営資金の確保が難しく、持続的な活動が困難になります。助成金や寄付が得られない場合、経済的な負担が大きくなることがあります。
2. 人手不足
専門知識を持ったスタッフやボランティアが不足している場合、運営に支障をきたすことがあります。また、ボランティアの確保や維持が難しいことも課題です。
3. 参加者の継続的な関心の維持
参加者の興味や関心が薄れると、参加者数が減少し、カフェの運営が難しくなることがあります。プログラムの多様化や質の向上が必要です。
4. 社会的な認知度の低さ
認知症カフェの存在や意義が十分に認知されていない場合、参加者や支援者の獲得が難しくなります。広報活動が重要です。
5. 施設や場所の確保
継続的に使用できる場所の確保が難しい場合があります。安定した場所がないと、開催が困難になります。
6. 参加者の健康状態の変化
認知症の進行や他の健康問題により、継続して参加するのが難しくなることがあります。新しい参加者を継続的に増やす必要があります。
7. 地域社会との連携不足
地域の医療機関や福祉団体との連携が不十分な場合、支援が得られにくくなります。地域とのネットワーク作りが重要です。
8. プログラムのマンネリ化
提供するプログラムがマンネリ化すると、参加者の興味が失われることがあります。新しいアイデアや活動の導入が求められます。
リアル開催で培った経験を元に各種コンテンツ資材(OEM提供)をそろえ、運営をサポートします。